欧米の防犯におけるグレード規定

現在のところ、日本では防犯におけるグレード規定はありません。
旭硝子の防犯ガラス「セキュレ」は、2001年8月に欧州の防犯規格EN356を
クリアしている商品です!!

■欧州連合防犯規格の分類

ENV1627-1に
対応する
防犯性能クラス
PrEN356に
対応する
防犯性能クラス
予想される破り方 有効な構成
1 (P2A) 不慣れな侵入盗が直接体で、窓、ドア、シャッターを破る
(例:蹴飛ばす、肩をぶちあてる、障子を持ち上げる、ひきはがす)
FL4/30miL/FL4(推奨)
2 P4A 不慣れな侵入盗が小道具を使って窓、ドア、シャッターをこじ破って開ける
(例:ドライバー、レンチ、くさび)
FL4/60mil/FL4
3 P5A 侵入盗がさらにドライバーとバールを使って侵入口を開ける FL4/90mil/FL4
4 P6B 手慣れた侵入盗がさらにのこぎり、ハンマー、斧、のみ、
またバッテリー駆動のポータブルドリルを組み合わせて使用する
FL4/60mil/FL4/60mil/FL4
5 P7B 手慣れた侵入等がさらに複数の電動工具を組み合わせて使用する
(電動工具の例:ドリル、ジグソー、ディスク径が最大125mmのグラインダー)
(総厚22mm以上の合わせガラス)
6 P8B 手慣れた侵入等がさらに複数の強力な電動工具を組み合わせて使用する
(電動工具の例:ドリル、ジグソー、ディスク径が最大230mmのグラインダー)
(総厚32mm以上の合わせガラス)

■米国防犯基準分類

分類 予想される破り方 基準 有効な構成 主な適応先
低レベル防犯 手持ちの道具で短時間の攻撃を想定したもの - - 中間膜厚30milのフロート3ミリ+3ミリの合わせガラス -
侵入盗防犯 スマッシューアンドーグラブ型犯行を想定したもの 手持ちの道具又は手で手で投げる物、例えば、ハンマー、バール、バット、刃物又はレンガ、岩による攻撃 UL972
ATSM F 1233
中間膜厚60milから90mil、もしくはそれ以上を使用した2層又は3層合わせガラス ストアーフロント、ディスプレー、博美術館、ホテルやモーテル、住宅、事務所、病院、政府関係建築物
高度防犯 力ずくで侵入口や逃亡口を開ける 連続的な人力による破壊侵入、例えば鈍器や鋭利な道具での打撃、熱衝撃や化学劣化の利用 ASTM F 1233
HPW-TP-0500.00,
WMFL 弾道および
破壊侵入の試験手順
中間膜厚60milから120mil、もしくはそれ以上を使用した多層合わせガラスで典型的には総厚が1インチから2インチのもの。ガラスとポリカーボネイトの多層合わせガラス刑事施設,拘置所、ショッピングセンター、精神病院、交番、大使館、コンピュータセンター、政府気密研究所
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