ラミセーフSG=安全・防犯合わせガラス


「学校におけるガラスの安全設計指針」(抜粋)


■目的
学校建築のガラス設計にあたり、日常及び非常時における
ガラス破損によるけがから、幼児、児童及び生徒を守り、
併せて、維持・管理面を考慮したガラスの安全設計手法の確立
を目的とする。

●ガラスの事故は重大事故につながる可能性が高く、幼児、児童及び生徒の
日常における生活形態はもとより、地震、風等の非常災害も考慮して設計されな
ければならない
●幼児、児童及び生徒の行動は活発で、学校建築のガラス設計には、一般建築物以上
の安全性が要求される。
●割れにくいガラスを使う事により視環境の向上が計れると共に、維持・管理面での
メリットもある。
●安全設計手法の基本は、幼児、児童及び生徒等の行動・行為を把握し、適切なガラス
を選択する事であるが、一般の人への開放使用、非常時の避難場所としての機能をも
考慮する必要がある。


■適用範囲
学校建築の校舎・屋内の運動場等の新築、増改築及び改修時等における設計に適用し、
対象は開口部、出入口、間仕切り、その他のガラス使用部分とする

■総合的な安全設計

●ガラスの持つべき安全性能
1.破損しにくいこと
2.加撃物が貫通しにくいこと
3.破片が飛散しにくいこと
4.破片が鋭利でなく、しかも小粒であることに大別される


■表1・ガラスと安全性能
ガラス品種 安全性能
強化ガラス学校用タイプ ・破損しにくい
・破片が鋭利でなく、しかも小粒である
安全・防犯合わせガラス ・加撃物が貫通しにくい
・破片が飛散しない
■日常の事故に対する安全設計
日常における人体及びボール等のガラスへの衝撃に対し、ガラスが破損しにくく、
又は破損してもガラスによるけがを防ぐように、幼児、児童及び生徒等の行動・行為と
使用場所に応じて、ガラスの安全性能を生かした安全設計を行う。

■非常災害に対する安全設計
地震、風等の非常災害においては、ガラスが破損しにくく、又は破損しても事故に
つながらないよう、ガラスの安全性能を生かした安全設計を行う。
資料:旭硝子株式会社