CRTフィルターの発売するに当たり、10年ほど前にその有効性を、研究機関に
委任し調査に当たっていただいたときのレポートです。
元へ戻る | メインメニューへ |
CRT(VDT)フィルターを市場に出す前に、様々な研究が行われたその一部を、
記載します。
視覚負担軽減用CRTフィルター「アイセフティ」調査実験委員会
■アイセフティの使用効果《一般の女性》
@視覚系の中枢部の感受性を含む大脳活動に及ぼす影響は、フリッカーテスト
による結果、アイセフティを使用した場合、有意に軽減された事が分かった。
A特殊な視力検査(対比視力表)によるコントラストの低い指標での視力は、
アイセフティを使用した場合、有意にすぐれ、効果が認められた。
B遠方の対象物に焦点を合わせ、この状態から急速に至近距離の対象物へ焦点
を変更するのに必要な時間、又はこれの逆の場合の時間(遠近調節時間)は、目
の調節性の疲労によって延長するが、アイセフティを使用した場合、遠近調節時
間の短縮(遠方から至近へ)又は延長(至近から遠方へ)における影響は軽度で
あり、効果が認められた。《オペレータ》
アイセフティを使用する日としない日とを交互に繰り返し、これを10日間実
施した結果、アイセフティを使用した場合とそうでない場合とでは、目の疲労性
自覚症状を比較すると、アイセフティを使用した場合に症状の緩解効果が明確に
認められた。
オペレータによる総合評価では、[非常に良かった・かなり良かった]が全体
の42%を占め、[普通]33.3%[良くなった]25%の結果となった。こ
れは、自分の姿が写る後ろを通る人の姿が写って気になるの反射率に関するマイ
ナス評価が影響したものであるが、透過率を抑制したアイセフティの視覚性軽減
効果による刺激性、疲労性の症状が緩解出来たのに対して、反射率の点で改善の
必要性が指摘される結果となった。しかし、この反射率の改善は、直ちに行われ
るので、
アイセフティの総合的な効果のバランスは、有意に達成されると判定出来た。
●これが実験に使われた《数字検索と下線作業》の指示原稿
538358353853835383538353833835538335383538538535833383588358535833583538353833538353833538
353583533883538353883583538383538335385853853835383538353855353835538353835383533883538353
883583538383538335385853853835383538353883583538383538335385853853835383538388353835388358
353838353833538585
・VDT作業の実験では、習熟度の個人差をなくすために統一した単純作業と
して、この実験用原稿が使用されました。・作業は、383または353のよう
に3の間に5または8をはさんだ組み合わせを検索し、後の3にアンダーライン
を入力する方法で行いました。
くっきり効果で
画面がぐんと見やすく
作業能率もぐーんとアップします。
視認性実験視認性事件というのは、物の見え方を計るものです。 フィルターの装着は、CRTディスプレーと人間の目との間にフィルターという “異物”をはさみ込む事となるわけですから、無障害物の状態より、見えかたが 悪くなるというのが当然の理屈です。この実験では、フィルターが画面上の文字 、記号などの見え方に、歪みや曇り、ちらつき、まぶしさ、等といった悪い影響 、条件を加えているかどうかのチェックを意味します。 実験では、画数の多い漢字から、平仮名、片仮名、数字、記号それぞれについ ての見え方についてディスプレーの照度を最大、最小の値でとらえ、各段階での 見え方をチェックし、フィルター使用の有無での違いを対比したものです。 その結果フィルターは視認性に悪い影響、条件を与えていない事がとが立証さ れました。又フィルターの特性が視認性に貢献して、フィルターの使用者に関し ては、見え方がよくなったという有効性が認められました。 ★グラフは、「アイセフティ」がディスプレィ画面上の漢字、英字、数字など の”見やすさ”を阻害する事なく、視距離において、ほぼ完全に視認性保持効果 を発揮している事を示しています。
|
眼の疲労要因を抑え
眼精疲労をバッチリ防止して
“作業ミス防止効果”もあわせた一挙両得
フリッカー値の経時変化 フリッカー値の測定とは、ヒトの疲労の度合いを見るのに用いられる手法の一 つで、ここではフィルターを使用した場合と、使用しない場合とで、影響される 疲労の度合いをはかるため、フリッカー値による測定実験をした。 (右の表)この実験では、午前と午後に分け、使用者と層でない人についての 目の疲労度をフリッカー値で測定を行った結果、次のように明確なフィルターの 有効性がでました。 使用した人…・午前の作業で、目の疲れは緩慢であり、午 後の作業では更に疲れ具合が軽くなっている。また、疲労の回復力も著しく良い 。使用しなかった人…午前の作業で、使用者に比べて目の疲れが著しくひどく。 午後の作業では、それが更に加速されている。なお、疲労の回復についての能力 は、これも著しく低下している。 ★グラフでは「アイセフティ」を使用した場合、午前の作業で疲労を有効に抑 止し(上図)午後も疲労の軽減効果を持続し、さらに作業後の疲労回復能力が抜 群に保たれている事を示しています。
|
見え方の条件が厳しくなればなるほどフィルター効果がより十分に発揮されま す。
対比視力・変動率の変化「対比視力表」とう特殊な視力表があります。(下の
写真参照) 白地に墨(黒)でランドルトのリングを使って、輪の切れ目の位置を読み取る方 法で視力を測るものです。 これは、コントラストの強い部分から段階的にコントラストの殆ど感じられない状態へと読み取りを進め、その読み取りの能力で、目の疲労を測定するものです。こ のようにして視認能力をチェックしていく事によって、CRT作業による目の疲労 度が分かり、フィルター使用の有無による疲労の差異がはっきりしてくるわけで す。実験おけっかは、フィルターを使用した人の場合、しに人に比べて著しく明 確に視認能力が高い標準で保持されている事が立証されました。つまり、使用し ない人の場合、対比視力表で、コントラストが強く、見やすい(代に対する黒の 比率95%)部分の視認能力においてさえ、使用した人の対比視力における、最 も醜い部分(白に対する黒の比率305)の視認能力の水準よりも落ち込んでいる 事が立証されたという事です。このことは、「アイセフティ」が、対比視力にお いて、人の目に大変有効であるという事になり、具体的には、見え方における厳 しい条件になればなるほどフィルターの使用効果がはっきされてくる、という事 です。 |
||
★ グラフは、特殊な「対比視力表」を使って目に視力能力の変化をとらえた
もので、 「アイセフティ」を使用した場合、見にくい状態(30%対比)での視認レベ ルが、 使用しない場合の見やすい状態(95%)での視認レベルより高い水準に保た れている ことを、示しております。 |
対比視力表
白地に墨(黒)でランドルトのリングを使って、輪の切れ目の位置を読み取る方 法で視力を測るものです。 |